交通事故の実証実験を行う
当協会の交通事故調査では、事故現場の調査や車両に残された損傷の跡などから、科学鑑定を行うだけでなく、
交通事故を再現する『実証実験』も行っています。
再現実験を行うことは、大変重要です。
実際に再現実験を行うことで立証をすることができたり、または解明ができたりすることが多くあります。
謎を残した事故の解明が、一気に紐解かれることも期待できるのです。
『車の損傷度=怪我の重度』ではない
車の破損がひどい場合、搭乗者の怪我もひどくなるのが普通だと考えられます。
しかしまれに、車の損傷がそれほどないのに、搭乗者の怪我が重い…といった事故もあります。
反対に、車は大破するほどひどい損傷なのに、搭乗者の怪我は小さかった…という事故もあるのです。
保険会社や行政の保険機関は、車の損壊具合により、怪我の具合を判定します。
〜軽い事故なのに、そんなひどい怪我となるはずがない〜
などと言って、保険金の支払いや怪我の認定が、真実にそぐわない形となることも多くあります。
事故時、搭乗者にどれだけの衝撃があったのか?ということを知るためには、実証実験はとても効果的なものなのです。
交通事故は、当事者たちにしかわからない…
私どもは残された証拠から、交通事故の鑑定を行いますが、事故当時の状況を一番良く知っているのは、当事者たちです。
当事者が亡くなった場合、
嘘をついている場合、
などは、当事者から有効な証言を聞くことは不可能となります。
交通事故の迷宮入りはさせない
名門『タカハシレーシング』が、体を張って行う実証実験
優秀なスタントマンが所属する『タカハシレーシング』により、実際の交通事故の再現実験を行います。
車やバイクの運転の達人、プロ集団だからこそできる実証実験なのです。
スタントマンたちが、実際に交通事故を再現して、様々な謎を解き明かします。
危険を承知で挑んでくれるスタントマンたちのおかげで、交通事故の真実の究明が明らかとなるのです。