WORKS〜これまでの科学鑑定による事件解決事例
日本交通事故鑑定人協会は、科学鑑定をしております。
日本で唯一、警察とも、保険会社とも、一切関係や縁のない交通事故鑑定は、私ども日本交通事故鑑定人協会だけです。
日本交通事故鑑定人協会では、公平中立な科学鑑定を行っております。
日本全国の弁護士の先生からも信頼を得ており、長い鑑定歴のなかで、5,000例以上の解析実績を誇ります。
最近の主な事件解決事例
2020年1月『車線変更してきたのは、どちらか?』(民事)
片側2車線の第一車線を走行していた依頼者の車の隣の第二車線を走行していた相手車が、急に車線変更をしてきて、依頼者の車の右後部に接触した事故について、相手方が「(依頼者側が)車線変更してきたので、当てられた」と虚偽の主張をしてきた。依頼者は、当たった角度など含めてどちらが車線変更したのかという調査を、当協会まで依頼した。調査の結果、速度は相手車の方が速かったことが判明。当たった角度は、相手車が斜めの角度で当たってきた傷があったので、相手車が車線変更しようとしていたことがわかった。
2020年2月『衝突した時の速度は?』(民事)
信号のない交差点で、出合がしらに2台の車が衝突した。裁判となり、双方で、速度がどれくらい出ていたのかが、争点になっていたので、解析して、双方の衝突時点での速度を出すことになった。片方の車両が、未修理であったので、その傷の塗料痕の科学調査も行った上で、双方の車両の速度を出した。
2020年3月『斜めに当たったのか、真後ろから当たったのか?』(示談)
依頼者の車は、相手方である後方の車に真後ろから追突を受けたのだが、相手方の保険会社が「真後ろから当てていない」と反論してきたため、真後ろからの追突か、あるいは斜め後ろから当たったのか、当たった角度を調べてほしいと、当協会に調査依頼があった。依頼者の車を調査すると、真後ろから当たったものと判明した。さらに、依頼者の車は、停止していた状態であったことも判明した。
2020年4月『速度を出していたのかどうか、調査してほしい』(示談)
依頼者は、信号のない交差点を直進して通過しようとしていたら、交差点で急に右折してきた対向車線の車が突っ込んできて、接触事故になった。相手車側からは「(依頼者側が)速度を出し過ぎ」と言われ、憤慨した依頼者が「(自分は)速度は出していないはずだ」と、証明するために当協会に調査依頼をした。未修理の事故車の傷を科学調査すると、依頼者は時速40キロで走行していたことが判明し、速度違反はしていないと証明できた。
2020年5月『死亡事故の事故態様を調べてほしい』(示談)
バイクと車が接触事故となり、バイク搭乗者が死亡した。車の運転士は「バイクが接触してきたため、事故になった」と説明した。そこで、バイク側の遺族からの依頼で『事故態様』を調査することになった。調査の結果、バイクの後方から来た車が、バイクを追い抜こうとしてバイクに接触し、バランスを崩したバイクが転倒したことがわかった。そして路上に投げ出されたバイク搭乗者が、頭部を打って死亡したことも判明した。
2020年6月『追突されたが、停止していたかどうか』(示談)
依頼者の車は、信号待ちで停止していたら、後方の車に追突された。相手車の運転手は「ついよそ見をしていて当ててしまった」と謝罪したが、後日、相手方の保険会社から「依頼者の車も動いていて、(依頼者が)急に速度を落としたので追突になった」と言ってきた。そこで、依頼者は停止していたかどうかの調査を、当協会に依頼した。調査の結果、依頼者の車には、停止していた時の傷があり、科学的に「停止していたこと」の証明ができた。
2020年7月『車線変更中の事故か、車線変更後の事故か?』(民事)
依頼者は、国道を走行中、左側の車線へ車線変更したら、後方の車に衝突された。相手車の運転手からは「(依頼者が)急に無理やり車線変更してきて、急ブレーキを踏んだが間に合わなかった」と主張された。一方で依頼者は「左側の車線の後方の確認はきちんと行い、車線変更後に(相手車に)当てられた」と主張した。事故態様を調査すると、衝突時の速度は、依頼者が時速30キロ、相手車が50キロだった。衝突時の角度は、依頼者の車の真後ろから相手車が当たってきたと判明したので、依頼者の車が車線変更後に衝突を受けた事故と判明した。
2020年8月『相手方から出された飛び石に関する鑑定書のおかしなところは?』(民事)
前方のダンプによる飛び石の損害の裁判で、相手方の保険会社から鑑定書が提出された。慣性の法則により、飛び石にはならないという内容。時速80kmで走行するダンプから飛んだ石は、遠くに飛ばず、はねずにポトリと落ちるという主張。風などの風圧は全く無視した内容だった。他にも、路面に大きめの石をまいて、その上を車が走行して「ほら、石は飛ばないでしょ」という実証実験の動画もあった。どう見ても、石が大きすぎて、実際にこのような石が路面に多数落ちていることはまずないし、こんな大粒の石が飛んで跳ね上がることも難しい。力任せに、飛び石は起こらないという方向に持っていきたい、稚拙で偏見だらけの鑑定書だった。日本の裁判官や弁護士は、このような程度の低い鑑定書を読んでも、決しておかしいと思わない、低能な法曹界であると実感する。
2020年9月『ドライブレコーダーの映像から速度を出してほしい』(民事)
タクシーに搭載されていたドライブレコーダーの映像から、「タクシーが事故直前まで出していた速度はどれほどだったか?知りたい」という依頼があった。現場に行って現地測量を行い、速度を計算すると、タクシーの速度は時速45kmと判明した。
2020年10月『相手車は停止していたかどうか?』(示談)
依頼者は大型施設の駐車場内で、ゆっくり走行していたところ、駐車スペース内に停車していた相手車が急に発進してきて、接触事故となった。相手方は「駐車スペースから少し出たとことで停まっていたら、(依頼者の車が)ぶつかってきた」と主張。そこで依頼者から「相手車は停止していたかどうか?」という調査を実施してほしいと、当協会に依頼してきた。車両の傷の解析の結果、相手車が勢いよく依頼者の車にぶつかってきたことが判明し、相手車は停止していなかったことがわかった。
2020年11月『相手車はかなりの速度を出していたのか?』(民事)
車と事故となったバイクの搭乗者が、転倒して死亡した。バイクの搭乗者の遺族が「相手車がかなり速度を出していたのではないか?」と疑問に思い、当協会に「調査をしてほしい」と依頼してきた。調査の結果、相手車は制限速度内での走行であったと判明。ただ、バイクの搭乗者が転倒の際に、頭部を強く打ち、それが原因で亡くなったとわかった。
2020年12月『交差点での衝突事故、どちらが速度を出していたか?」(民事)
住宅街の信号のない交差点で、依頼者の車は、一時停止をした上でゆっくり発進し、交差点を通り過ぎようというところで、車の左側面の後部に衝突された。相手方は「出合頭で衝突した」と主張。依頼者は「相手方の車は、かなり速度が出ていたのではないか?」と思い、当協会に、速度の調査を依頼した。調査の結果、相手車は時速50キロほどで走行していたことが判明した。
2021年1月『相手車に当てられた傷なのか、それとも物に当たった傷なのか?』(示談)
依頼者はスーパーの駐車場内をゆっくり走行していたら、突然駐車場内から出てきた相手車と接触事故となった。のちほど相手方は「(依頼者の車の)傷は、事故の傷ではなく、何か塀などの物体に当たったことによる傷だ」と言って、損害の支払いを拒否してきた。車に当たった傷か、コンクリートに当たった傷か、当協会が科学調査をした。結果、依頼者の車には、車のプラスティックの塗装痕が付いていた。コンクリートなどの硬い物に当たった形跡はなかった。
2021年2月『車線変更したのは、どちらか?」(示談)
依頼者の車は、第一車線をまっすぐ走行していた。すると、隣の第二車線を走行していた相手車が、第一車線へ、車線変更するために、急に依頼者の車の前に無理やり入ろうとした。依頼者は、急ブレーキを踏んだが、間に合わず接触事故となった。後日、相手方が「(依頼者側が)車線変更してきた」と嘘の主張をしてきた。依頼者は、はっきりとしたいと思い、当協会に調査を依頼した。傷の調査の結果、角度や速度が判明し、依頼者の車は、まっすぐ走行していたことがわかり、一方の相手車は、斜めに走行していたことがわかった。これらから、車線変更をしていたのは、相手車であると判明した。
2021年3月『バイクの死亡事故の事故態様が知りたい』(民事)
遺族は「息子が運転していたバイクの妨害により、相手車に衝突して、息子は亡くなった」と警察から聞かされたが、どうも納得できないので、当協会に事故態様の調査を依頼した。バイクの傷などを調査してみると、バイクには、後ろから当てられた傷があることがわかった。相手車からバイクに接触している証拠であった。この最初の接触により、バランスを崩したバイクが転倒したと判明。事故の原因を作ったのは、バイクではなく、相手車であったことがわかった。
2021年4月『速度は、どれぐらい出ていたのか?』(示談)
依頼者は、相手方の保険会社から「速度オーバー(超過速度)だった」と言われた。実際に速度オーバーしていたのかどうか、解析依頼があったので解析してみると、法定速度を超えてなく、速度違反はなかった。
2021年5月『停止していたかどうか?』(示談)
依頼者は狭い山間部の道路をゆっくり走行していたところ、対向車がやってくるのが見えたので、左側に避けて停止した。一方、対向車は、特に速度を落とすわけでもなく走行してきて、依頼者の車の右側面に接触した。後日、対向車側から「(対向車側が)停止していたら当てられた」と、嘘を言われたことに憤った依頼者が、調査を依頼してきた。傷の調査の結果、依頼者側が停止していたことが判明し、対向車は約15kmほどですり抜けていたことがわかった。
2021年6月『ドライブレコーダーから速度を出してほしい』(刑事)
警察がドライブレコーダーを見て「時速70km以上出していた」と言ってきたが、実際は、そんなに速度を出していないということで、依頼者から『正しい速度を出してほしい』と解析の依頼があった。ドライブレコーダーの映像と、現場の測量を行った結果、依頼者の車は、時速50kmで走行していたことがわかった。
2021年7月『警察から速度を出しすぎと言われた』(示談)
交差点内の右折対直進車の事故で、依頼者の直進車の方は「スピードを出し過ぎていた」と警察から言われた。依頼者は正しい速度を知りたいと、当協会に調査を依頼した。調査の結果、依頼者は、法定速度以内の時速40キロ以下の走行で、右折車との衝突時には、時速30キロであることがわかった。
2021年8月『当たったのか、当たっていないのか?』(示談)
依頼者は、大型施設の駐車場内の通路をゆっくり走行していたら、駐車場から出てきた車に「今、当たった」と言われ、事故となった。依頼者は、当たったような感覚がなく、依頼者の車には傷はないので、おかしいと思ったが、相手方は傷を示して「ここに当たった」と言って聞かない。本当に当たったのか知りたいと、依頼者は、当協会に傷の調査を依頼した。調査の結果、相手方の車の傷は、車に当たってできた傷ではなく、塀などのコンクリートに擦った傷であると判明し、依頼者と相手方の車は、”当たっていない”ということがわかった。
2021年9月『バイクが車に当たってきた事故と警察から言われたが、本当なのか?』(民事)
国道を走行中のバイクが、突然車に当たってきたことによる事故だと、警察から説明をされた遺族が、「警察の言うことは本当なのか?」「事実を知りたい」という依頼のもと、調査を行った。調査の結果、バイクの車体に残る傷には、後方から前方に向けて当てられた傷が見つかった。その後、車が急ブレーキをかけたことにより、速度が落ちた時にできた傷も判明。これらにより、車の方が、前方を走るバイクに当たったことにより、バランスを崩したバイクが転倒し、事故となったことがわかった。
2021年10月『保険会社から、高さや速度が違うと言われ、保険金が支払われない』(示談)
依頼者は左折しようとしたら、運転ミスで、コーナーあたりにあった電柱に車体を擦ってしまった。後日、保険会社から「電柱の傷の高さと速度が違う」ということで、保険金は支払わない旨の連絡があった。依頼者は、自分は嘘は言っていないので、きちんと調べてみたいと思い、調査を依頼した。調査すると、保険会社が言う電柱の高さは、歩道の上から測った高さで、車道からの高さではなかった。また、速度も、依頼者は通常に左折する時の速度で問題なく走行していたが、保険会社の言う速度は、時速5キロほどでゆっくりとわざと当てたかのような速度を出してきていた。保険会社は保険金を支払わないで済むようにと、トリックを使って、依頼者を保険金詐欺者扱いした悪質な手口であった。
2021年11月『出合頭で衝突したが、どちらが速度が出ていたのか?』(示談)
依頼者は信号のない交差点で、出合頭に相手車と衝突したが、どうも相手車の方が速度が出ていたのではと思われることから、鑑定を依頼。調査の結果、相手車側は「一時停止をして交差点に入った」と主張していたが、車の傷からは一時停止した形跡は見られなかった。相手車は一時停止なく、時速50kmほどで交差点に進入し、依頼者の車は、時速30kmで交差点に進入したことがわかった。
2021年12月『交差点内での右折車と直進車の事故で、不注意で右折したと警察に言われた』(民事)
依頼者は信号のある交差点内で、右折するために停まっていたところ、右折信号が青になったので、ゆっくり走行を始めた。すると、右折を完了した頃に、車の後方部に対向車が当たってきた。その後警察が来て現場調査が始まると、「右折側の不注意」と言われ、加害者とされた。警察の対応に不満なので、調査を依頼。依頼者の車の損傷を解析してみると、相手車(直進車)は、かなりの速度超過で当たってきたことが判明し、無理に交差点を通過してしまおうという様子であったことがわかった。不注意なのは相手車側であった。
2022年1月『相手車の速度はどれくらいか?』(民事)
歩行者が車にはねられて怪我をした事故で、相手車の速度はどれくらいだったか?ということで、裁判で提出されている相手車に搭載されていたドライブレコーダーの映像から、相手車の速度を出す依頼があった。ドライブレコーダーの解析と、事故現場の測量を行った結果、相手車は時速35kmで走行していたと判明した。
2022年2月『自転車が当たってきたのか、車が当てたのか?』(示談)
自転車と車が接触した事故で、双方が「向こうから当たってきた」と譲らず揉めていた。事故態様がどうであったか?ということで、双方の車両の傷の調査を行った。結果、車が自転車を追い抜こうとした時に、車側が自転車の右後方から当たったことで、接触した事故であるとわかった。
2022年3月 『修理工場敷地内で、顧客運転による事故』(民事)
修理のために修理工場に車を運転して来た顧客が、敷地内で誤って、駐車中の他の顧客の車に衝突させる。事故調査に来た保険会社の調査員が、「事故による傷ではない」と保険金を支払わない判定をしたため、車両の傷の解析を行い、事故による損害であると断定する。
マスコミなど報道機関への出演、取材、情報提供など
NHKニュース、フジテレビニュース等、マスコミによる取材も多数行われました。
・2015年10月、NHK『ニュースウォッチ9』にて、路上障害物について、情報を提供しました。
・2016年2月、NHKの交通事故に関する番組制作について、意見・資料を提供しました。
・2016年7月、日本テレビの、災害時の事故に関する番組の制作企画の際の、情報を提供しました。
・2016年9月、テレビ朝日報道番組『Jチャンネル』へ、夕暮れ時(薄暮)の事故の解説・情報提供を行いました。
・2016年12月、KBC九州朝日放送『ニュースピア』にて、福岡市博多区の病院でのタクシー事故に関する、事故原因の可能性について、EDR(イベント・データ・レコーダー)の説明と、ハイブリット車やEV車の電磁波の影響による誤作動の可能性、さらにタクシー運転手の事故直前から事故直後までの運転操作について、詳しい解説を行いました。
・2016年12月、NHK福岡放送から、福岡市博多区の病院でのタクシー事故に関する取材で、EDR(イベント・データ・レコーダー)、BOS(ブレーキ・オーバーライド・システム)、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)、ハイブリット車やEV車の電磁波による誤作動についてなど、情報提供を行いました。
・2016年6月、フジテレビ『めざましテレビ』にて、愛知県内の東名高速道路で起きたバス事故における、対向車線を走行していた乗用車が中央分離帯を超え、飛んで、バスの運転席上部に激突した事故原因について、解説を行いました。
また、中京テレビ『キャッチ!』でも、同事故における事故原因の詳細の解説を行いました。
・2019年5月、テレビ朝日『グッド!モーニング』にて、高齢者ドライバーによる、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多発していることについて、EDR(イベント・データ・レコーダー)の説明、EDRの解析方法、EDRの解析時の公平性などについて、専門的な視点から解説を行いました。
また、EDR解析時の様子の画像なども、番組に提供致しました。
・2019年6月、テレビ朝日『サタデーステーション』にて、福岡市早良区のトヨタ・エスティマ暴走事故について、「アクセルをずっと踏み続けたままで、600m暴走を続け、繰り返し他車と衝突・接触をすることは可能なのか?」ということについて、事故の瞬間には、運転者はその衝撃により、足はペダル(ブレーキ・アクセル)から離れてしまう状況や、その他、EDRやABS機能も含めて解説しました。
・2019年6月、KBC九州朝日放送『アサデス。KBC』から、福岡市早良区のトヨタ・エスティマ暴走事故について、映像検証の取材要請がありました。
・2019年11月、和歌山簡易裁判所内の和歌山調停委員会の講習会にて、争わず解決できる手段である正しい交通事故の解析について、交通事故鑑定学の講演を行いました。
日本交通事故鑑定人協会には、多くの事故の解析の実績があります。
交通安全や交通事故における様々な観点について、マスコミからの取材要請もあり、さらに日本交通事故鑑定人協会からは、情報や意見も提供しております。
交通事故が減ることを願い、そして交通事故の当事者たちに真実の証明の手助けができるように、そして被害者加害者双方には正当な判断が受けられるよう、日本交通事故鑑定人協会は、今後も、活躍の場を広げていく所存でおります。
鑑定人による大学での講師活動や講演会
交通事故の鑑定とは、証明ができなければなりません。
証拠を見つけないといけません。
過去の他者による事故専門著書を、書き写しただけの鑑定書は、一切証拠にはなりません。
「専門学者がこう言っているのだから、この事故の場合も、きっとこうだろう」では、鑑定とは言えません。
交通事故の鑑定とは、長年かけて、自らが研究に研究を重ね、実験も実施し、ようやく確立するものなのです。
事故は多種多様であり、車両の傷は千差万別です。
事故は、単純に物理の方程式に当てはまるわけでもなく、常に専門家の著書の雛形を引用すれば良いという、単純で生易しいものでは、決してありません。
重要なことは、必ず現場に赴き、車両や現場に残された証拠から、事故の再現調査を行うことです。
傷や現場が、まるで”何か訴えてきている”と感じることができるように、解析調査に立ち向かうべきなのです。
これらは科学的な解析調査であり、科学鑑定は一種の学問なのです。
さらに、法的な分野、科学的な分野の双方を熟知していないと、交通事故の鑑定はできません。
日本交通事故鑑定人協会の経験と実績を活かして、それらの技術を、大学や専門学校などで講座を実施しております。
なお現在、日本交通事故鑑定人協会は、大学の教書としての『交通事故鑑定学概論』を執筆中です。